milco sweets(東京都目黒区)× Be By Tea

milco sweets のパティシエ・伊藤みさこさん。目黒駅と恵比寿駅の間にあるお店には作りたてのスイーツが並ぶ。
ヴィーガン・グルテンフリー・白砂糖不使用のスイーツを手がける milco sweets。パティシエの伊藤みさこさんが、自身の体調や周囲のお子さまのアレルギーをきっかけに立ち上げ、ECを中心に展開して5年目を迎えました。月2回のマフィンボックスの予約販売は毎回完売、有名ブランドのプロモーション用の菓子の制作も手がけるなど、活動の幅を着実に広げています。
今回、milco sweets の店頭ドリンクメニューとして、AIと対話してハーブティーをブレンドするサービス「Be By Tea」を試験導入しました。グルテンフリー・植物性スイーツのお店ならではの視点から見えてきたこと、お客さまの反応、そしてプロダクトへの率直なフィードバックを、店主の伊藤さんにお伺いしました。
お菓子作りの原点──「みんなで楽しめる食」を届けたい
―― milco sweets を立ち上げられた経緯を教えてください。
「もともと、自分でお仕事をしたい、自分で作り上げたものを皆さんに届けたい、というのが小学生ぐらいの頃から頭にありました。その中でも、食にとても興味があり、"食べ物で人を健康に、笑顔に、健やかに過ごせるように"というのが目標としてありました。」
母親がスイーツや料理、パンを教えていたこともあり、お菓子作りは幼少期から身近な存在だったといいます。
「女子校に通っていた6年間、バレンタインは友達用に毎年50〜60個ほど贈りあっていました。"みさこのお菓子毎年楽しみにしてる"、"クオリティがすごい"と言ってもらえるのが嬉しくて。」
専門学校卒業後、身内のみでお菓子の販売をしていた中で、友人のお子さんがアレルギーを抱えていたことが、milco sweets を本格的に立ち上げる直接のきっかけになりました。
―― 今のスタイル「ヴィーガン・グルテンフリー・白砂糖不使用」にはどのように行き着いたのでしょうか。
「ケーキ屋さんでも勤務した経験があり、試食するたび肌が荒れたりして、"あまりヘルシーじゃないな"と改めて思いました。それで転職した先が、ヴィーガンやナチュラル思考の方が多い職場で、お話するうちに、動物愛護や環境の話にもつながっていく考え方を知って。"あ、なんかもうその考え方が合っているのかも"って、今振り返ると思います。」
白砂糖を使わないというスタイルも、ご自身の生活の延長にあったといいます。
「家にはもともと白砂糖がなくて、私の中では"砂糖=茶色いもの"だったんです。それが生活の中に含まれていた感じですね。」
ブランドのコンセプトである「身体、動物、地球にやさしく、みんなが笑顔になれる食づくり」には、こんな想いが込められていました。
「食って、生きていく上で必ず食さなきゃいけないものじゃないですか。それをもっと楽しめるように、みんなで楽しめたらより楽しいなって。アレルギーの方でもヴィーガンの方でも食べられて、みんなで楽しめる食。そういう想いでコンセプトにしています。」

milco sweets が手がける焼き菓子。グルテンフリー・白砂糖不使用・植物性素材だけで作られている。
Be By Tea との出会い──「ちょうど探していたタイミング」
―― Be By Tea を知ったきっかけは?
「知り合い経由で知りました。ちょうどお店を始めて少し経った頃で、コーヒーはこだわっていたのですが、ハーブティーは市販のものを使っていました。ちょうど探しているタイミングでもあったので、いいなと思ったのです。また、AIと会話してハーブティーをブレンドするというコンセプトも面白いなって感じました。」
milco sweets として共感できたポイントを聞くと、自然素材へのこだわりとパーソナライズの仕組みに触れてくれました。
「ミャンマー産の、オーガニックなハーブを使っているところ。それから、AIがその人に合わせてブレンドしてくれるところ。そういうのが合うなと思いました。」
―― 数あるドリンクの中で、ハーブティーを選んだ理由は?
「私は普段からハーブティーを飲むのが好きでした。あと、カフェインが入っていないので、妊娠中の方やカフェインが苦手なお客さまにも提供できる。コーヒーだとどうしてもカフェインが入ってしまうので、紅茶よりもハーブティーかなと思っていました。」
milco sweets のお客さまには、アレルギーをお持ちの方やヴィーガンの方など、口に入れるものを意識する方が多く来店します。カフェインフリーで植物由来のハーブティーは、お店の世界観と自然に重なるものでした。

milco sweets の店内カウンター。「Gluten Free!!」のサインの隣に、Be By Tea のハーブ瓶が並ぶ。
実際に飲んでみて──「しっかりハーブの味がして、美味しかった」
―― Be By Tea のハーブティーを実際に味わってみていかがでしたか?
「最初に飲ませてもらったブレンドが美味しかったです。"しっかりハーブの味"だったり、香りが感じられて。レモングラスとペパーミント、それからジンジャーのピリッとした感じが入っているブレンドでした。」
AIとの会話によるブレンド提案については、お客さまの様子を観察した感想を語ってくれました。
「お客さんが実際にやっているのを見ると、楽しんでくれているのがすごく伝わってきました。AIのキャラクターが選べるんですよね。お喋り好きの関西弁のキャラクター(ローズ)を選んで"なんだこれ"って楽しんでやっている方もいて。普段、自分と向き合う時間ってなかなかないと思うんですけど、その数分間でそういう時間を提供できたのかな、と感じています。」
提供時の見た目についても好評だったといいます。
「ローゼルの赤色が、すごく可愛いって言ってくださる方が多かったです。」
店頭での提供──「コーヒー6:ハーブティー4」の比率
milco sweets の店頭価格は、ハーブティーが400円、コーヒーが650円。試験期間中ということもあり、ハーブティーを少し抑えめの価格で限定提供しました。
「感覚的にはコーヒーを頼まれる方が多めです。でも、"今お試し期間で価格を下げています"、"限定です"とお伝えすると、ハーブティーを注文してくださる方も多かったです。それでも多少コーヒーの方が多かったですが、ハーブティーも想定したより注文量がありましたね。」
店内でゆっくり過ごしてほしいという伊藤さんにとって、ハーブティーが「お店で過ごす時間そのもの」を豊かにするコンテンツになっていたといいます。
「店内でもお菓子を召し上がっていただけるので、ゆっくり店で楽しんでほしいという気持ちがありました。AIとの会話とか、そういうコンテンツがあると、楽しみになるのかなと思いました。」

milco sweets のスイーツの数々。季節の素材を活かしたお菓子が並ぶ。
プロが感じた、率直なフィードバック
ここからは、お菓子のプロかつ個人事業主としての視点から見た、Be By Tea への率直な改善提案を伺いました。
―― Be By Tea を提供してみて、使いにくさを感じたところはありますか?
「大きく感じたところはあまりないですけど、紙のお茶パックに茶葉を入れるのが、もう少しやりやすくならないかなとは考えていました。」
ギフト形態のアイデア──「贈る人を思って作るブレンド」
ギフトとして贈ったり、お客さまに渡したりする形態についてのアイデアも、伊藤さんならではの視点で語ってくれました。
「ギフトとして缶に入れてあげるのもいいですよね。お客さんが、プレゼントしたい相手のことを考えて、AIと会話しながらブレンドを作って、それを缶に詰める。"私が作ったお茶だよ"ってプレゼントする。それは、もらった方も嬉しいし、あげる方もいい体験になりそうだなって。」
瓶よりも、軽くて持ち運びやすい缶の方がギフト向きだという指摘もありました。
今後の活用イメージ──「ヨガとのコラボ、ペアリング商品」
―― 今後、Be By Tea をどんな場面で使っていきたいですか?
ひとつ目のアイデアは、ヨガとのコラボイベントです。milco sweets では定期的にヨガの方とのイベントも開催しており、相性の良さを感じているといいます。
「ヨガをやっている方は、自分の体調を気にしたり、自分のことを言語化できる方が多い印象です。そういう方と Be By Tea は、すごく合うかなと思いました。ヨガスタジオやピラティススタジオに置いてあるのも、相性がよさそうですね。」
ふたつ目は、milco sweets ならではの "お菓子×ハーブティーのペアリング" です。
「店頭でお菓子を売るときに、横に Be By Tea で作った人気のカスタムブレンドのティーパックを置く。マフィンに合うブレンドを作って、1杯分で販売とか。持ち帰りできるように梱包してペアリングセットにすると面白そう。」
milco sweets ではすでに、ミント、オレガノ、ローズマリーといったハーブをお菓子に使った実績もあるそうで、ハーブとスイーツを掛け合わせる文脈そのものに、ブランドとしての親和性がありました。

milco sweets の焼き菓子。インスタ映えする見た目も魅力的。
海外展開と、商品開発の未来
最後に、milco sweets として今後挑戦していきたいことを伺いました。
「海外展開もしていきたくて、少しずつですけど、それを目標にお仕事を広げているところです。あとは商品開発をもっとやっていきたい。ブランドとのコラボ企画などのプロデュース業のお仕事を増やしたいなと思っています。」
まとめ──やさしいお菓子に、やさしいハーブティーを
milco sweets の伊藤さんは、自身の身体への気づきや、周囲のアレルギーを持つお子さまとの出会いをきっかけに、「みんなで楽しめる食」という軸でお店を育ててきました。植物性、カフェインフリー、自然素材という Be By Tea の特徴は、その軸とまっすぐ重なります。
今回の試験導入では、店頭での「ちょっとした会話」や「自分と向き合う数分間」を生み出すコンテンツとして、ハーブティーが機能した手応えがありました。一方で、茶葉の入れにくさ、提供形態の工夫、ギフトとしての可能性など、これからの改善・拡張へのヒントも多くいただきました。
身体にやさしく、地球にもやさしい食を届ける milco sweets と、AIで一人ひとりに寄り添うハーブティーを届ける Be By Tea。両者の親和性が、これからどんなかたちになっていくのか、楽しみです。
取材をさせていただいた店舗

milco sweets
「みんなで楽しめる食」を届けるため、パティシエ伊藤みさこさんが立ち上げたスイーツブランド。ご自身の体調の変化や、身近なお子さまのアレルギーとの出会いをきっかけに、グルテンフリー・白砂糖不使用・植物性素材だけで作る焼き菓子の世界を追求してきました。「身体、動物、地球にやさしく、みんなが笑顔になれる食づくり」をコンセプトに、季節の素材を活かしたマフィンや焼き菓子を、想いを込めて一つひとつ手作りしています。毎月15日に予約受付がスタートする季節のマフィンボックスは、予約販売開始とともに完売する人気の逸品。
東京都目黒区三田2丁目5−5
営業時間:金・土 12:00〜17:00
お客様の声
美容室STUDIO BACK導入事例|顧客満足度を高めるハーブティーサービスとは
うちは美容室として、ドリンクサービスをずっとやってきたんですが、正直なところ「これでいいのかな」という違和感はずっとありました。良いものをお出ししたい気持ちはある。でも、コストとの兼ね合いで、いつも妥協せざるを得なかったんです。 スーパーやコンビニで買える、味に偏りのない無難な飲み物を選んでいたんですが、それは本当にお客様にとって嬉しい選択なのかと…。サービスの一環として出す以上、単なる「飲み物」で終わっていてはもったいないと思っていました。ドリンクで差別化できれば、お店の印象や体験そのものも変えられるんじゃないか。そんな気持ちがずっとありました。

株式会社プラグマ
“置くだけで自然と会話が生まれるもの”を探していました。ペットボトルやウォーターサーバーでは一人でサッと飲んで終わってしまう一方、Be By Teaはティーバッグを選ぶプロセスに話題性があり、オフィスがカフェのようにおしゃれに演出できる点に魅力を感じました。また、社内でChatGPTを積極的に活用しようという流れの中、AIによるブレンド機能の新しさも絶好のタイミングでした。

食堂+寺子屋 nuinu(ぬいぬ)
「体にやさしい家庭の味」を日替わりで提供する、地域の“集いの場”。Be By Tea導入で、色の変化やブレンド体験をきっかけに自然な会話が生まれ、滞在の質向上にもつながったという手応えが。
港区立産業振興センター・コワーキングスペース
港区立産業振興センターのコワーキングスペースでは、利用者同士の交流促進とリラックス効果を目的にBe By Teaを導入。多様なバックグラウンドを持つ利用者が、ハーブティーを通じて自然に会話を始める場面が増えています。

キタセツ
「タバコ休憩以外の気分転換を作りたかった」――地域密着型リフォーム会社キタセツが、社員の休憩習慣づくりと社内コミュニケーション促進のためにBe By Teaを試験導入した事例をご紹介。

Be By Tea|職場に心の余白を。法人向けハーブティー福利厚生サブスク
Be By Tea は、オフィスに毎月届く法人向けハーブティーのサブスクサービス。AIが社員一人ひとりの体調や気分に合わせてブレンドを提案し、香りのある余白時間で心と体を整える新しい福利厚生です。